コンテンツへスキップ

岐阜県関市の旧板取村に、通称モネの池という池があります。正式名は「名もない池」?というか、もともと池には名前がありませんでした。

この池が、SNSで「モネの絵に似ている」と大ブレーク。観光客なんてほとんど立ち寄らなかったところが、ツアーバスまで来るような一大観光地になってしまいました。

モネの池
モネの池

SNSが発達した現在、いつどこで何がブレークするかは予測できませんねえ。私はブレークするよりかなり以前からこの地域には通っていましたので、きれいな池であることは知っていましたが、「モネ」と結びつけはしなかったし、まさかこんなに受けるものだとも全く思っていませんでした。

観光客が押し寄せたために地元は大変。一番困ったのは駐車場の確保です。いきなりバスまで来てしまったのですから、近くを整備して駐車場をたくさん作りました。人出が多い時には、誘導するための係員まで出しています。

ところが、ここまでして駐車場代は無料。え?費用はどこから出しているの?と思ってしまいますよね。モネの池近くにたまたまあった飲食店や、花の苗を作っているお店はそれなりに潤ったでしょうけれど、でも駐車場などに関わる費用はいったい誰がどうやって負担したの?

田舎の人は欲がない、というのは一般的なことではありますが、これだけまとまった数の観光客が来ているのだから、ある程度の料金はいただいて、それを整備の費用に使い、余ったら地域おこしに回せば…と思うのは私だけでしょうか。中学校だって廃校になっちゃってるような地域なんだし。

モネの池